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GJ

 先日の記事で触れたテレビ朝日の番組「ドスペ(小倉智昭の国民は怒っているぞ!3 年金が消えていた!真相スペシャル)」について、内容に誤りや正確さを欠く表現があったとして、テレ朝から外務省に謝罪があったそうだ。

 この、タイトルを読んだだけで頭がクラクラしそうな低俗番組がしかるべき批判を受け、それにより謝罪に至ったのであるから今回は外務省GJ!といえるだろう。もちろん、マスコミはこの件を物凄い勢いでスルーしているが、身内に甘くなるのは世の常、人の常であり、誇りや使命感などないありのままのメディアの姿をさらけだしているようで、かえってよいのかもしれない。

 この件について、ネットの世界においては、残念ながら「どっちもどっち」という意見が根強いように感じられ、マスコミへ厳しい目を持ちつつも公務員叩きだけは無批判に受け入れてしまう、悲しい現象が見て取れる。それでも、こうした事を少しずつコツコツと積み上げていくことにより、公務員全体を不当に貶めるような報道を減らし、信頼回復を地道に進めていくことは大切だと思う。
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いじめ報道

 また、いじめによる自殺があったようだ。北海道、福岡、岐阜、と続いている。以前からちょくちょくこのような事件はあったと思うが、最近増えたのか、あるいはマスコミ的にネタになるのでクローズアップされているのか、よくわからないところである。

 ただ、最近のパターンである、「自殺発生・遺書発見」→「悲惨ないじめの実態は確認できず」→「事実確認できていないと言っているのに<否定した>と報道される」→「教育委員会バッシング大会」→「結局、具体的な事実関係はわからず」→「何の教訓も残さず」というものを見ると、最後に「市長が謝罪」という最高の絵を取るためにマスコミがこぞって取り上げているような印象はある。

 こりゃもう学校に監視カメラと盗聴マイクでも仕掛けておくしかなさそうである。なにしろいじめた生徒のことが具体的にでてくることもなく、批判されるのは学校組織だけなのだから。いつまでこんなことを続けるのだろう。

 管理というものには限界が存在する。なぜなら完璧な管理をするなら被管理側を24時間体制で檻の中にでも入れて監視するしかないからだ。人間には自分の意思というものがあり、最終的には自分の判断で物事を決めて行動をする。子供は判断が未熟だから管理者が全て責任を負う?それは学校というより一義的には加害者とその親が負うべきものだ。学校の話は基本的に二の次である。

 管理責任ばかり言う人は、徹底した管理が敷かれている国(たとえば将軍様の愛のもとに人民が健やかに暮らす国)にでも亡命したほうがよいのではないか。日本はそういう国じゃないでしょうが。個人の意思を尊重する、国民が自分の判断を大切にできる、そういう社会は管理者と個人が責任を適切に分かち合って成り立つものではないのか。


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ゴネ得列島、始動

 高校の必修科目の履修漏れ問題。文部科学省が「救済策」を出す見込みだとか。朝日新聞を見たら、生徒たちの言い分がズラズラと書かれていた。

「最悪。教科書があるのに授業しないでおかしいと思っていた。補習は出席しないかも」。
教育委員会とか上の人がもっとしっかりしてくれていれば、こんなことにはならなかったのでは」
 「学校ふざけるな、と言いたい。指導する立場の先生がこんなことするなんて信じられない。前から世界史をやらなくていいのかなとは感じていた。これから世界史なんてはっきり言って面倒」 
「世界史を必修にしていることに問題があるのではないか。進学校には時間がなく、受験に必要ない科目はやるべきではない

 一行ごとに血管が切れてしまう方がいるかもしれない。こんなクソガキどもの戯言日本の将来を担うお子様たちのお言葉をツラツラと引用する朝日新聞はじめマスコミ様はずいぶんとお優しくなったものだ。そのバファリン3個分くらいの優しさを我々にも分けてほしい。

 言うまでもなくこの件で重要なのは、いかに、真面目に必修科目を履修してきた生徒たちが馬鹿を見ないようにするか、に尽きる。被害者面して受験に対する利益を享受してきたガキお子様たちに配慮することではない。生の声を報道するならば断然、真面目に履修してきた生徒たちの声こそ報道すべきである。

 子供たちに罪はない、と言われているが、受験レースが有利になるようドーピングしたことは間違いない。「コーチが禁止薬物を持ってきていたけど知らなかった」は通用しない。この手の、何も知らない純真な子供たち報道にはあきれかえる。

 通知表に受けてもいない世界史の成績がある、使わないのに世界史の教科書を買う。それでいて、しゃあしゃあと「知りませんでした」とはふざけた話だ。子供なんて大人顔負けにズルい生き物である。薄々知りつつもズルしてきた連中が有利に扱われるなどあってはならない。

 補修しろ、言うことはそれだけである。岩手県のような極端なケースについては、最大限補修を受けさせたうえで卒業できるよう配慮する、そんなところだろうか。

 「僕たちが不利にならないように教育委員会や上の人たちで配慮してください」などと校長に向かってほざくバカガキ上品なお子様とそれに拍手するガキお子様をテレビで見て、ゴネ得列島日本の始まりを感じてしまう。補修を受けることは不条理ではない。百歩譲って不条理だとしてもこれを経験させることこそ、教育的配慮といえるだろう。

検索ワード

 いつの間にかカウンターが4,000を突破。零細ブログとしてはよい数字で喜ばしいことである。来訪者の皆様には心から感謝を申し上げます。

 さて、せっかくなのでみなさんがどのような検索ワードで当ブログに来ていただいてるのか、紹介してみようと思う。もちろん、またトラックバックをしたくなっただけとか現職公務員SEさんのネタをパクろうと目論んだわけでは断じてない(現職公務員SEさんごめんなさい)。

1 よくある検索ワード
  「公務員」「公務員叩き」
 当然ながら圧倒的に多い。これを見ると公務員バッシングにへこむ、とかのタイトルにしなくてよかったなぁと思う今日この頃である。

2 話題の検索ワード
  「公務員と飲酒運転」
 先月は圧倒的に多かった。このほか「飲酒運転 公務員 叩く」、「飲酒運転 公務員 件数」、「飲酒運転 公務員 なぜ 甘い」など、飲酒運転がらみで当ブログに行き着いた方は相当な数だった。今年の9月に集中的に行われた、あの異常な叩き行為を私は忘れないし皆様方に対して少しでも訴えかけることができたなら幸いだ。

3 意外な検索ワード
  「へこみ中」
  プロフィールの落書を見て納得して帰ってもらったものと確信している。

4 しゃべっている検索ワード
  「公務員 給与 ふざけるな」、「公務員 のうのうと」、「公務員は奴隷」
 どっちの意味でふざけるな、なのか気になるところ。本当にのうのうと暮らせたらどれだけ楽なことか…。現実は厳しい。奴隷的なところはあるかもしれないが、ズバッと言われるとそれなりにへこみますw

5 不明な検索ワード
  「web」、「blog 腓乗†」
  2番目などは読み方もわからない。

6 おしい検索ワード
  「公務員叩きに物申す」
 優良サイト「公務員叩きに物申す!」へはリンクから飛んでください。ちなみに同サイトから当ブログに来ていただいている方もけっこういらっしゃる。このままではコバンザメブログと呼ばれそうである。

7 気の毒な検索ワード
  「ラサ曹長」
  まさかゴッグのパイロットを探していてこんな辺境のブログに迷い込むとは思わなかっただろう。まぎらわしくてごめんなさい。

 皆様方のアクセス、暖かいコメント、辛口のTB、誠にありがとうございました。

ヤレヤレ

 5年間も病気と偽って休職し給料を満額受領していた奈良市の男性職員の問題。悪用されるような制度が悪い、と公務員厚遇問題まっしぐらな感じである。こんなもの、悪用する本人が一番悪いに決まってるのだが

 性善説を前提とした制度のあり方に甘さがあったことは間違いないだろうが、この男性が部落解放同盟奈良市支部協議会副議長であり休職中に交渉のため市役所に出入りしていたことこそが事件の本質といえるだろう。

 この期に及んで「市のずさんな人事管理が」などと言っているメディアを見かけたら即刻見るのをやめたほうがいいだろう。男性が圧力団体の幹部であったことと長期に不正な休暇を取ることができたことが無関係だと言える人にはひとこと「オメデテーナ」としか言いようがない。

 出勤したくなくても歯を食いしばって登庁し、真面目に働いている人が大半でも、このような不正によって皆が皆、偏見の目にさらされる。何度経験しても苦いものだ。奈良市の技能労務職員が起こしたことであっても、各自治体の一般行政職員や国家公務員までもが現場で罵られることになるのだ。

 たとえ長期の休職制度があっても、ほとんどの人が制度に寄りかかることなくがんばって真面目に働いている。もし本当に公務員が堕落しきっているのなら、どこの職場も休職者だらけで仕事が回らなくなるだろう。

異議

 外務省が、TV朝日の番組「ドスペ(小倉智昭の国民は怒っているぞ!3 年金が消えていた!真相スペシャル)」に対し、外交官に関わる描写が著しい事実誤認に基づいている、と抗議したそうだ(詳細は外務省HPで見られる)。実に素晴らしいことである。

 これまで、政治を気取った低俗なバラエティ番組がどんなにウソをつこうと、行政が抗議することはまず見られなかった。テレ朝といえばTVタッ○ルというひどい番組があるが、この番組で「ある官僚の一日」と題して、昼過ぎに出社し夜8時には帰宅して鍋をつつくというありえないキャリア官僚の姿を見せられたときには憤りを感じたものだ。

 くだらないバラエティ番組であっても、おかしいことはおかしいと言う。麻生大臣の意向もあるのだろうが、省としてその姿勢は尊敬に値する。役所は相手にしないだろうとタカをくくってやりたい放題のバラエティ番組だが、これからは外務省だけでなく他の省庁もおかしな内容を見たらどんどん抗議してほしいものだ。

受け継がれしもの

 1995年、任天堂が発売した夢のハードウェアがある。

  バーチャルボーイ

 デュアルディスプレイシステムによるリアルな立体画像。卓上双眼鏡のようなそのスタイル。あまりにも斬新なそのハードウェアは斬新すぎてユーザーから拒否反応を食らい、全く鳴かず飛ばずのうちにワゴンセールの人気者となり彗星のように消えていった

 あれから11年。任天堂の体を張ったギャグスピリットは世に受け継がれていた。一流メーカー東芝が、任天堂スピリットをちりばめたヘッドマウントディスプレイの開発に取り組みはじめたのだ。そこには、夢、情熱、スタイルにこだわる開発者の熱い想いがある。

さぁ、あなたも夢の世界へ...。↓
http://blog-imgs-23.fc2.com/t/a/t/tatakisugi/virtualPA_468x335.jpg




歴史を繰り返す気か... orz。

殺到を見るにつけ

 最近では何か事件があるたびに、「○○に抗議の電話が殺到、その数○○○○件」というニュースをよく見かける。こういうのを見ると、日本人はいつからこんなに心が貧しくなったのかな、と悲しい気持になる。

 普通の生活をしている人ならば己の事で精一杯で抗議の電話などする余裕はないし、よほどのことがないかぎり、現場を見たわけでもない赤の他人が偉そうに抗議などしないものだ。抗議すること自体を否定するわけではないが、報道を見ると、ウサ晴らし的に攻撃されているように感じて薄気味悪い。

 以前は抗議件数がクローズアップされることも少なかったし、そういう報道があると攻撃対象を見つけた人たちが棒を片手に大集合しているな、と冷たい目で見るだけだった。しかし、最近では抗議殺到とマスコミ楽しげに報道しまくっており、そのような行為がすっかり正当化されている気がする。
 抗議を受ける組織には大概の場合、非があるので社会的批判を浴びて当然だ。だが、反撃できない相手を執拗に叩きのめす行為には何か病的なものを感じずにいられない。

打ち切り

 JR福知山線脱線事故で、同居していた男性を亡くした女性が飛び降り自殺した事件。女性が申請していた労災年金の支給が決まったため、JRが女性への生活費の支給を2月以降は打ち切ったという話がクローズアップされ、これがJRの非道な行為といわんばかりに報道されている。

 労災保険制度には詳しくないので少し調べてみたが、やはりこの報道はおかしいと感じる。なぜなら、労災年金の支給の目的とJRの生活費支援の目的はほとんど同じ性格のものであり、もともと両方を2重に受給することはできないからだ(精神的損害に対する慰謝料等は別の話になるが)。

 国の労災保険制度は災害によって失われた被災者の稼得能力を補填することを目的としている。しかし、災害が第3者によって行われた場合、遺族がその第3者に対する損害賠償権を得ているときや、すでに第3者から損害賠償を受けているときは、国はその範囲において労災保険の給付を行わないことができる。

 これは、同一の事由について両者から重複して損害の補填を受ければ実際の被害額より多く支払いを受けてしまう可能性があることや、元々第3者による災害の場合はその第3者が損害を補填すべきもの、という考えに基づいたものである。

 そして遺族給付は、「労働者の死亡により遺族が喪失して得ることができなくなった利益」、を対象とする損害賠償がなされる場合、その範囲において受給が制限されてしまう。
 つまり、労災年金を満額受給するのであれば、JRからの「生活支援」は打ち切りにする必要性がでてくるのである。

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ぶら下がり

 首相が立ちながら記者の質問に答える「ぶら下がり取材」について、内閣記者会が1日2回にするよう要請したが拒否された模様。記者が馬鹿なことを質問するのだから当然の対応といえるだろう。

 なんでも1日2回に応じなければ、十分な取材機会を確保する観点から首相官邸や国会内などで歩きながらの取材に踏み切るとか言っているようだが、パパラッチ行為を再開するぞとの脅しはまるでヤ○ザである。

 民主党の馬鹿丸出しの国会質問を垂れ流す等、国民にとってなんの利益にもならない報道を繰り返すから官邸からもそっぽむかれてしまうのだ。1日1回で十分。失言を狙う記者以外に誰も不利益などない。

 民主党からは「国民との対話を重視するというのと矛盾する」との批判があったが、一国の首相にアホらしい質問に答えさせることが国民との対話とは到底思えない。民主党は国会に週刊誌を持ち出してアホらしい質問に実際に答えさせていたが、全く国の役に立たないばかりか質問者に払われている歳費がムダ、という光景であった。
 
 既存のメディアに頼らなくても首相の言葉、考えに触れることは可能なのだから、もう1日1回で十分だろう。あとはその1回で、聞くに堪えないゴシップ記者と見まがうような質問をしないことである。

奴隷

 デュークさんのブログで労働契約法が話題となっていたので、少しこの話に触れてみようと思う。もちろん、ひさしぶりにトラックバックをしてみたかっただけ、ということは断じてない(デュークさんごめんなさい)。

 労働契約法の検討については将軍様の乱心も手伝ってかなり目立たないが、審議会はひっそりと再開されている。このなかでもっとも注目を浴びているのは自立的労働時間制度だろう。ホワイトカラーエグゼンプションと呼ばれているやつである。これは素人目に見てもかなりヤバイ代物と言える。
 制度の対象者は「使用者から具体的な労働時間の配分の指示を受けることがない労働者であって年収が一定以上の者」であるが、その効果がすごい。「労働時間、休憩及び休日の労働及び割増賃金に関する規定並びに深夜業の割増賃金に関する規定を適用しない」というのだ。

 ここはマスコミでも騒がれていたのでご存知だと思うが、残業代はナシよ、というものである。会社が休憩時間を保障する必要もなければ休日出勤しても休日手当なんてものもつかない。深夜に会社でインターネット仕事をしても深夜割増もない。

 ホワイトカラーは考えることが仕事で、オフィスにいたからといって仕事をしているとは限らない。自立的労働時間制度の背景にはそんな考え方(By経団連)がある。私的ホンヤクコンニャクを使ってみると「だらだら会社に残って仕事してんじゃねーよ」と言ったところか。

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分限

 人事院が13日に分限処分の指針を各府省に通知した。これにより、勤務態度に問題のある国家公務員に対する分限処分の具体的手順が示されたわけである。効果があがるかはこれからの状況を見ないとわからないが、現場としては「ふーん」という感じである。まぁせっかくなので効果があがってほしいところであるが。

 なお、今まで分限処分が積極的に行われていない面はたしかにあるが、冷や飯を食わせるなど他の方法で処遇してきたわけで、使えない人間ばかりが現場でのさばっているわけではないことは申し上げておく。

 仕事ぶりのアピールしか考えていない人事院様は、分限処分が行われていないので各府省は役人天国、と世間が誤解しても平気なのだろうが、こちらはそうはいかない。変なやつは一部だけであり全てが野放しになっているわけではない。

 話を戻すが、今回の指針において、問題公務員の例として、作業能率が著しく低い、無断欠勤・無断離席を繰り返す、来訪者等からの苦情が絶えない、心身の故障で職務遂行が難しい等が列挙され、具体例を示したうえで対応方法を示しているのは一応の評価ができる。

 あとはこういった分限処分を管理職に対してもきちんと発動できるかが問題だろう。以下、私の偏見として聞き流していただきたいが、入庁してそれほど年数を経ていない職員で、早くも問題児という人は少ない。以前の記事でも書いたが、問題児は「児」と呼ばれるにふさわしくない年齢の管理職クラスに存在することが多い。

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懲りてないのは…

 公務員が飲酒運転で逮捕されるニュースが珍しくなくなってきた。今日も、栃木県と京都府で自治体職員が酒気帯びで逮捕されたとか。逮捕された人にはあきれるばかりで、いまさら何も言うことはない。ただ、ここまでしつこくやられると、本気で公務員は堕落しているから飲酒運転をするというデマを信じる人がでてこないか心配になる。

 たしかに法の遵守において模範となるべき公務員が飲酒運転をしたことは、反省すべきことである。だが、飲酒運転は民間人がやれば公務員より罪が軽いのだろうか。そんなことはありえない。

 今年の9月以降、飲酒運転による公務員の逮捕が頻繁に報道されるようになったが、もちろん9月になって突然、全国各地の公務員が飲酒運転をし始めたわけはなく、今まで見向きもされなかった事件が報道されるようになっただけである。ただし、以前の記事でも書いたが公務員以外の飲酒運転も多数あり、飲酒運転は公務員だけの問題ではない。

 公務員の飲酒運転が多いと報道されながら、決して全体の飲酒運転の件数が報道されないことに全てが現れている。JRのオーバーラン、三菱車の炎上と同じ、マスコミのマジックである。飲酒運転の摘発は毎日のようになされており、民間人も公務員も含まれている。それが現実である(警察が公務員の摘発を意図的に抑えていたという真にくだらない憶測もあったが、警察官に失礼な話である)。

 酒を飲むと相当に理性が失われてしまう。公務員の飲酒運転にはそれが如実に表れている。公務員の堕落としたほうが大衆受けすることは間違いないが、全国に名前まで報道されたうえに失職する危険を冒してまで飲酒運転をするのはまともな精神状態ではない

 一連の報道で、「公務員の飲酒運転が増えている(報道が増えただけ)」、「飲酒死亡事故は年々増加の一途(今年は増加傾向だが毎年減っている)」という事実と異なる認識を持った人も多数いることだろう。そのことが、公務員であろうがなかろうが飲酒運転は許されないという意識をぼかしてしまわなかったよう祈るばかりだ。

 冒頭で述べた逮捕に関するニュースの読売新聞の見出しがこうである。

懲りない公務員、栃木・足利と京都で「酒気帯び」逮捕」

 このような煽り・焚きつけ報道は物事の本質をぼかしてしまう。憎悪を煽って叩くことだけでは飲酒運転問題の解決はない。懲りないのはどっちだ、と言いたい気分である。

1日ルール

 前から思っていたのだが、スポーツ新聞の記事というのはバカバカしさ抜群で面白いものである。たとえば、

9月3日 サッカー日本代表に関するサンケイスポーツの見出し
「“砂漠の嵐作戦”だ!田中達ら小兵がピッチを駆け巡る」

9月3日
アジア・カップ予選A組 サウジアラビア1―0日本

9月4日 サンケイスポーツ
「子供のような」オシムジャパン、サウジに16年ぶりの屈辱

どうやら子供のような砂漠の嵐作戦だったようだ。そして、昨日。

10月4日 デイリースポーツの見出し
「オシム“化学反応サッカー”で魅せる」

10月4日
国際親善試合・キリンチャレンジ杯 ガーナ1-0日本

10月5日 デイリースポーツ
ガーナに敗戦も収穫あり!仏のオシム?「チャレンジは成功した」

 収穫というのはやはり化学反応サッカーのことなのだろうか?
 わざとやっているのだろうが、1日経つと全てなかったことになる切り替えのすごさは目を見張るものがある。こういうのを普段から見ているせいか、スポーツ新聞が叩き行為に走ってもさして腹が立たない。

原因

 北海道滝川市の教育委員会が集中砲火を浴びている。報道内容を見るとたしかに感心できない内容なのでさして同情するものではないが、報道姿勢も感心できないので記事にしてみることにした。恥をさらした教育委員会を擁護するものではないのであしからず。

 遺族の願いは自殺の原因究明にあると思うのだが、それは教育委員会を袋叩きにすると明らかになるのだろうか。学校がいじめの実態を知りながら隠している、という構図が事実であればそうかもしれないが、本当に事実確認ができなかったという可能性も残さないのはおかしなことだ。

 後者であるならば、当然、当時の同級生周辺を追求しなければならないが、前者と決め付けることによって事実を隠している同級生は何の追求もうけずにすんでしまう。せいぜい教育委員会からの怖くもない聞き取りが待っているだけである。

 教育委員会が、いじめの疑いがあったことを発表しなかったことは叩かれて当然だが、いじめの具体的事実が確認できなかった可能性はゼロではない。教育委員会といっても調査のプロではないし、教育のプロだから子供の隠していることがなんでもわかる、というのは大間違いだからだ。

 実際、自分の子供時代を思い出してみるといい。先生に見つからないように○○したり、××したりした、という記憶はないだろうか。いじめっ子が先生の追及を逃れ、のうのうと日々を過ごしているのを見たことがないだろうか。

 教育委員会という巨悪がすべてを隠蔽しているという安っぽいシナリオだけでなく、普段現場にいない教育委員会では同級生が隠しているいじめの実態がつかめなかった、というパターンも少し検討してもいいのではないか。そうなれば、単なる叩く報道ではなく、いじめという問題の根深さを問いかける報道に、少しはなるような気がする。

関係者の集い

 9月末にマスコミ倫理懇談会の全国大会が開かれたそうだ。こうした取り組みによって、過熱報道、偏向報道など倫理とは程遠い現状が少しでも改善されることを切に願うところである。

 もっとも、本気で倫理を大切にするつもりなら、こんな業界関係者の集いよりも第3者機関によるチェックが一番有効な気もするが。日頃はなにかと「第3者によるチェック体制が必要だ」などとご高説をたれるのだから自らについても有言実行であってほしいものだ。

 なお、メディアスクラム回避については小学館や朝日新聞から異論があり、(それが原因かはわからないが)結論が出なかったそうだ。規制に異論を唱えているのが週間ポスト朝日新聞というところが面白い。

 業界関係者の集まりだからよかったものの、第3者がいたら「この口が言うか」と口をペンチでひっぱられたことだろう。最後に朝日新聞の異論を載せておく。これを見たときは日付が4月1日でないか思わず確認してしまった。

「萎縮したのでは報道の使命は果たせない。重要なのは節度ある取材だ

Appendix

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Hamras

Author:Hamras
職業 国家公務員(ノンキャリア)

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