Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

強きを助け?

 6月のエントリで取り上げた時津風部屋で発生した若手力士死亡事件。親方、兄弟子らが暴行を認め、愛知県警が送検する方針だとか。大手マスコミが完全スルーしようとしていたこの事件。真相解明に向け、愛知県警にはがんばってほしいものだ。

 ようやく大きく報道されるようになった時津風部屋事件だが、今のところマスコミの追及はかなりぬるめである。17歳の少年がなぶり殺しにされ、管理責任を負う親方自らがビール瓶で殴る凶行に及んでいることも判明しているのに、いつもの狂乱マスコミらしさが見られない。一体誰に遠慮しているのかね?弱い者いじめじゃないとやる気でませんか?

 事件が起こったときから遺体の異常な状態が取りざたされていたのに、日本相撲協会の北の湖理事長が事件発生当時、「健康診断は年2回しているが、強化していかないといけない」と寝ぼけたことを言っていたのもすっかり忘れ去られている。さらに26日に報道された談話では「入って2カ月の力士なので、健康面や体力面などを考え、師匠がきちんと指導しなければいけないということ」などと発言している。

 集団による傷害致死事件だよ?人によっては殺人事件と見るような事件である。それに対してこの発言。明らかにピントがずれていて、事の重大さがわかっていない。マスコミは事件の背景に角界の慣習があるとかほざくなら、事件当事者はもちろん相撲協会にも厳しく当たらないでどうするのやら。

 明日以降の報道では、さすがに厳しくスクラム組んで追及していくものと信じるが、もし手ぬるい追及で終わるのなら日本のマスコミは本当に終わっているということになるだろう。
スポンサーサイト

もうやめときなよ...

 朝テレビをつけると安倍元総理を非難する識者とかいう人たちが色々とおしゃべりをしていた。チャンネルを回してもどこも同じ様子。いやはや、あの様子を見てまだ批判するとは、人間というのはどこまでも冷酷になれる生き物のようである。

 私とて元総理の心ないメルマガなどで嫌な思いをした人間である。元総理に好感情は抱いていない。それでもマスコミにボロボロにされ、やつれた姿を見れば、これ以上叩くのは人道から外れた行為だと直感できる。誰かがやりすぎた行為を繰り返せば周りの人が「もうやめなよ」と声をかけてきたのが日本の社会だが、テレビや新聞などの業界にはそういう風に声をかけられる人は少数なのだろう。とても共感できる業界ではない。

 問題なのは、そうやって作られたギスギスした空気が社会に充満し、怒りがうずまくドス黒い世の中になってしまっていることである。人間は間違ったり、過ちを犯したりする生き物である。それでも反省し立ち直って成長する可能性も秘めている。

 だが最近は完璧な人間でなければ否定し、大小かかわらず古傷をえぐりだし、いるわけもない聖人を追い求めるがごとき愚かな雰囲気に世間が毒されているように感じる。自分を見てみるといい。周りの人間を見てみるといい。誰もが傷をかかえて、それでも一生懸命生きているのではないか。

 世の中、白か黒かと言えば、白一色が一番いい。そこを目指すことは素晴らしい。だが、一枚の絵にたくさんの色があるように、世の中には白もあれば黒もあり黄色や緑やその他もろもろあるわけである。真っ白な世界は楽園のようでいて実はそこには何も描かれていないだけ。テレビや新聞によって作られる怒りの奔流に飲み込まれず、自分の人生を見つめれば誰でもわかることである。

 ここで何を書こうが怒りにまみれた世の中は変わらない。だが、そんな空気に浸されていても、「もうやめなよ」と声をかけられる人間でいたいと、私は思う。

これでもまだ報道を信じますか?

 今月3日、TBSが朝ズバの不二家報道で「放送倫理・番組向上機構(BPO)」から取材や演出に問題があったと指摘されたことを受け、TBSと子会社TBSテレビの取締役19人を減俸(1カ月)する懲戒処分にしたそうだ。そのほかゴルフの石川選手への盗聴未遂、石川選手が出場した競技会にヘリコプターを無断で飛ばした問題などで関係者をけん責、減俸処分にしたとか。

 処分したと言っても、謝罪会見もなく、HPにお詫びの文章ひとつ載せるわけでもないTBS。だいたい各マスコミの「処分したことが5日に判明した」って報道も意味がわからない。自分から世間に発表するべき内容なのに、処分から2日もたって「判明した」ってなんですか、それ?ふざけてるのか?なぜ無批判に報道できるのか理解しがたい。

 役所や一般企業が不祥事を起こせば大騒ぎして袋叩きにし、最後の血の一滴まで絞りとるようなバッシング行為をするくせに、業界関係者の処分はおかしな内容でも知らんぷり。最近、気の毒な某役所が過去の不祥事を「未公表」にしていたことに青筋立てて怒っていたのはどこのどなた様だったかね。某役所の懲戒処分が同じ経過で明らかになったら、いったいどんな報道になっていたか想像に難くない。

 TBSの処分を無批判に垂れ流すマスコミの姿勢は、ある意味では間違った対応ではない。なぜなら、TBS関係者がすべてとち狂った馬鹿者なわけはなく、まともで真面目な人間だって必ずいるわけで、袋叩きにすればそういうまともな人たちまで攻撃することになるからだ。だからいたずらに叩くのではなく、淡々と報道することも(利益には結びつかなくても)時には必要だと考えられる。

 しかしそういう分別が身内にのみ向けられ、それ以外の組織には無差別絨毯爆撃を繰り返すのであれば、行動に一貫性がなく単なる身勝手、身びいきと言われても仕方がない。マスコミ各社はよく「信頼」が崩壊していく様を煽り立てるように報道するが、今回のTBSに関する報道で自分たちへの信頼もどんどん崩れ去っていくことに気づくべきだ

恐るべし

 奈良県の妊婦死産事故について、たまたま以下の記事をネットで見つけた。

「発生2日後に夏休み-管理職3人、一斉に【搬送妊婦死産】」 9月1日 奈良新聞

 妊婦を搬送し、病院探しに奔走した中和広域消防組合本部に在籍する管理職3人が事故の2日後に予定通り夏休みをとった、というニュースである。解説文を書いているだけでクラクラしてくる。中央マスコミの質がアレなので地方は輪をかけて酷いのは承知していたが、これには驚いた。その発想はなかったわ、とある意味感心する。

 妊婦搬送中の衝突事故が消防隊員の重過失だったなら休みどころじゃないという意見もありうるが事故の状況を聞くかぎりとてもそうは思えない。

 重大事故の2日後に...と非難しているが、消防の仕事であれば悲惨な死亡事故の取り扱いはゴロゴロあるわけで、そんなこと言っていたら消防関係者が夏休みを取ることは不可能である。それに内容を確認すれば休みを取った3人のうち1人は会計室室長、もう1人は総務課主幹。彼らの夏休みを延期させると何か事態は好転するのだろうか。

 こんな記事を書く記者が地方に埋もれているのを見て心から「よかった」と思う。そのまま順調に埋もれていていただきたい。奈良県の人は災難であるが。

 さすがにこれに後追い記事を書く新聞は今のところ見当たらない。新聞各紙もそこまで堕ちてないと考えていいのだろう。記事の続きを見るにはこの恐怖の奈良新聞を購読しないといけないようだ。続きを見た、という方は、このクレイジーな記事の全容を教えてほしい。

たらい回しより無責任

 某大臣のおかげで脇に追いやられた感のある奈良県の妊婦死産事故。「たらい回し」などと言われているが、患者の命を救うべく日夜努力を続ける病院組織が悪意をもって患者を押し付けあったかのように報道されるのは見ていて気の毒である。

 私の感覚だと、「自分の仕事ではない」とか「自分のところで処理したくない」という後ろ向きな感情で仕事を投げあう姿勢は「たらい回し」と評されてしかるべきだと感じるが、キャパシティーを超え「やりたくとも目の前のことをほっておけない」という状況を「たらい回し」と称するべきか疑問に感じる。

 窓口職員と医師のコミュニケーションがどうだとか、搬送先があったのではないかとか、ベッドは空いていたとか(最近のベッドは診察機能がついているらしい)、精一杯対応したであろう現場職員の努力にケチをつけるような報道までなされているが、現場には現場なりの最大限の対応があるわけで、もしもの話を掘りかえして妙な完璧さを求めるのは不毛な議論と言うほかない。

 マスコミ諸氏はいったい何がしたいのだろう。自己責任が問われても仕方のない状況の妊婦さんを取り上げて、また病院を叩き、また産科医を減らす気なのだろうか。今年4月に奈良県大淀病院の産科が閉鎖に追いやられ、奈良県南部でお産ができなくなったことをなぜ思い返そうとしないのか。

 いくら県を叩いても、急に産科医は増えやしない。マスコミが「自分たちが大騒ぎすれば行政が動いて改善する」と考えるのはこの件に関しては誤りである。そんなにお手軽に解決できる問題ではあるまい。少なくとも根本的な原因である産科医不足は行政が体制を作るだけでは解決しない。99人助けても1人を死なせればどんな状況でも殺人犯扱いでは誰も産科医になりたがらないし、少なくとも私が医者なら奈良県で産科医の仕事は絶対にしたくないと思う。

 「たらい回し」などとセンセーショナルに報道することで大衆の目は引ける。だが、それによる風評被害は一時のことにとどまらない。目先のことにとらわれて、真面目にがんばっている人や努力している人まで巻き添えにするような報道をしてどうするのか。本当に無責任なのはどの連中なのか、実に考えさせられる。

Appendix

プロフィール

Hamras

Author:Hamras
職業 国家公務員(ノンキャリア)

カレンダー

08 | 2007/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

最近の記事

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

FC2カウンター

FC2ブログランキング

天晴れなへこみぶりだと思った方はどれかをクリック↓

FC2ブログランキング

公務員サイトランキング 現職公務員サイトランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。