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古いです

※以前書いたままアップしなかった記事です。よって古い内容です。

 最近ではモンスター○○がよく話題になるようである。よくわからないものや理解が及ばないものに対してレッテルを貼り付け、思考を停止したがるのは昨今の新聞やテレビの得意技であるが、これもその一環なのだろうか。

 それにしても、ひとたび問題が起こると当事者を無視して管理責任ばかり狂ったように騒ぎまくるマスコミ諸氏が、眉をひそめながら「常識のないモンスターペアレントが」とか「モンスターペイシェントが」とか、さも良識人のように語っているのを見るのは実に滑稽である。

 だいたい「権利意識ばかり高くなり」などと、どの口がおっしゃるのやらと呆れてしまう。自分達がそれを助長していないとでも思っているのだろうか。その報道ぶりはマッチポンプの見本市と言ってよいだろう。

 悪者をでっちあげて叩きに叩きたいテレビや新聞にとって、モンスター○○は格好の攻撃対象である。社会生活をしていれば、誰しも、ワガママで救いようのない人を見かける機会はあるから共感を得られるし、かと言って具体的な誰それさんじゃないからいくら叩いても訴えられることは絶対にない。

 しかも、叩くことによってマスコミが「ダメな日本人を批判している」という構図になり、大義名分もつく。実際、モンスター批判をすることで現場の人間の苦労が伝わることもあり、良い面もある。

 しかし、モンスター叩きというやつは冷静にとらえないと、一般人を萎縮させてしまうこともある。つまり、何を言うにしても「こんなことを言ったらモンスターに見られるのでは」と感じたり、声の大きい人が「あの人は揉め事を起こすモンスターだ」とレッテルを貼られたりする危険もありうる。

 とかくモンスター関係の話題は、白黒はっきりした鮮烈な内容で語られるので見ていてとても痛快である。しかし個人的経験から思うのは、現実のトラブルというのは大抵どっちもどっち、ということである。片方が完全悪みたいなことはレアケースである。単純化された世界でのモンスター狩りに慣れきってしまうと、そのことを忘れてしまいがちになる。

 世の中には救いようのないアホもいるが、何かのきっかけで良識を取り戻す人もいる。でも、相手を「モンスター」と名づけた瞬間から和解の道は閉ざされる。相手は完全悪の敵となってしまうからだ。だが人間というのはそれほど単純じゃないし捨てたもんじゃないと思う。

 他人を怪物と呼ぶことは簡単でわかりやすいが、それはときに危険な考え方になりうる。マスコミに乗せられてそういうことを忘れてしまわないよう、気をつけたいものである。
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